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藪中三十二 part2
藪中三十二さんの『国家の命運』をようやく読み終えました。

文庫本で字も比較的大きく、188ページしかないのに結構、時間をかけて読みました。4日かけて読みました!
日本国民として、ほんとにまじめにじっくり読んでしまいました。^^;
それでも、まだ、しっくり来ないところがあって、読み足りないな、、って感じがあります。

最初は、三十二さんの不思議な経歴が書かれてあって、へぇ~大卒じゃなくても外務省の事務次官になってしまう人もいるんだ。外務省って案外、経歴にとらわれない実力主義なところじゃない。って見直してしまいました。

外務省というのは、外国との交渉ごとだけをしているのかと思ったら、他にも仕事があるみたいでした。
日本人なのに、日本の役所が何をしているのか、全くわかってないです。^^;
ただ、三十二さんは、交渉担当みたいでした。

三十二さんは、2010年事務次官を退任し、現在、顧問という立場らしいです。
だから、現役の外務省の人ではないので、本の中で問題を提議されても、それを国民に言われても・・。
外務省とか政府でやってもらわないと・・・。(-_-;)

って、最初は思いながら読んでいたんです。

でも、違うんです。

やっぱり、難しい問題でも国民が関心を持たないことにはどうにもならないだろうな、と、思いました。

改めて思いました。
日本人ってすごいじゃない!

この本の内容をもっとどんどん、世の中に広めて欲しいです。

『たかじんのそこまで言って委員会』に是非出て、日本はこんなにすごいことを外国でやっているんだ、ってことを教えて欲しいです!

私が日本人ってこんなにすごいことをしていたのかと感激した話は、アフガニスタンへの人道支援の問題です。
アメリカにアフガニスタンへの支援に関して「日本は自衛隊も出せずに、大した貢献はできないのだろう」と、言われ、その場に居た政治家達は、反論ができなかったそうです。
三十二さんは、どんなに日本人がすばらしいことをしているか説明してくださったようです。

「日本はアフガンの地で五百の学校を建て、一万人の教師を養成し、三十万人の生徒に教育を与えた。五十箇所に病院を作り、四千万人分のワクチンを供与してきた。六五〇キロにおよぶ難しい道路を建設し、最近ではカブール空港のターミナルも完成させた。そして、今もJICAが派遣する六十人の専門家集団が現地の人々と一緒になって汗をかき、農業、医療、教育等に携わっている。八万人の警察官の給与、これが払えないと治安もおぼつかないが、八万人の警察官の給与の半分を日本が支払っている。こうした日本の支援は、アフガンの大統領から住民まで幅広い人たちから感謝されている。これこそが、「YES,we can」なのだ。」

すご~~~~~ぉい。
日本って、すごいじゃん。

兵隊を出せなくても、よその国にそんなに卑下することはないじゃない。

それにやることが早いです。この本は2010年10月20日に初版が発行されています。
なのに2010年9月に尖閣諸島沖合いで中国の漁船が日本の海上保安庁の船に激突した問題についても、ちょこっとですが、触れています。
ほんと、ちょっと前の問題をこんなにも早く文章にできるなんて!!

すばらしい!!

・・・
政治主導、政治主導って声高に言うけど、官僚を排除しないで、すばらしい官僚と協力して、日本のことをもっと考えて欲しいです。
政治家がすばらしくって、官僚が計算高くて省益しか考えてない、ってことはないと思います。
「法相はいいですよ。(答弁は)二つだけ覚えておけばいい。」って言っていた、柳田元法務大臣なんか、最悪・・。です・・。全く解決をしようとする気構えを感じられない。
それなのに大臣の座にしがみつこうとする、信じられない・・。

少子高齢化で借金だらけの先が暗い国にどこの国が投資してくれるのかと思うと、もっと真剣に考えて欲しいです。


三十二さん、是非、「たかじんのそこまで言って委員会」にでてくださ~い♪

そこまで言って委員会に要望してみようかなぁ~~。
by techu0525 | 2011-01-09 16:04 | 私の徒然
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