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子午線の祀を観に行きました
数年前、NHKの朝ドラ「あぐり」を見て以来、野村萬斎さんのファンとなりました。萬斎さんはご存知の通り、狂言師さんなのですが、その当時、私は、狂言、という形態の演劇がこの世の中にあることすら知りませんでした。^^;
それ以来、狂言の勉強に日夜励んで、萬斎さんの大きな公演は、東京であろうと大阪であろうと日本どこでもできるだけ観に行くようにしてました。。しかし。。。私は、とっても熱しやすく冷めやすい性格で、あんなにまじめにお能や狂言の本を買って勉強していたのに、てつが家来て以来、関心がてつに集中して憑き物がとれたように全く興味がなくなってしまいました。^^;
でも、その頃に知り合った狂言関係の友達が、薦めて下さる舞台は未だに観に行ってます。
ただいまの狂言の情報元は、友達ルートのみです。友達は本当にありがたいものです。
観に行くと、やっぱり、狂言はいいなぁ。。と、思ってしまう。第一に話しがシンプルなので、とっても私向きです。^^;複雑な話しや長い話しは、苦手です。

今回は、北九州市小倉の北九州芸術劇場というところに行ってきました。小倉は広島からすごく近いのに、今回初めて行きました!
おしゃれな街でした。小倉駅がおしゃれ!広島駅は、市民球場に似た匂い、色があります。匂いは、汗臭い、色は錆びて温度は寒いって感じです。本当にこんな匂いでも色でもないですが、雰囲気がそんな感じなんです。もう少しおしゃれにできないのかなぁ~~。いかにも貧乏くさい感じです。
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(←おしゃれな小倉駅です。天井がガラス張りになっています。)

子午線の祀は、私の苦手な、なが~~い話しでしたが、まぁ楽しめました。まぁ楽しめたという失礼な表現は、私が歴史に疎いから背景が理解しにくいからなのです。^^;
源平の合戦の話しでした。義経って、頼朝に利用されてかわいそうだと、思っていましたがなんだか、どんな手を使っても勝てばいいんだろうっていうタイプの人間でキライになってしまいました。^^;(本当はどうなのかは知らないけど、今回の劇ではそんなタイプで演じられてました)
この舞台の初演は、25年前になるそうで、今回は7回目だそうです。お客さんは、年配の人やら若い人などさまざまな年齢層でした。

私の友達も5年前に1回、今回の公演を2回も観られたようです。やっぱり、観れば観るほど良さがわかるみたいです。そして、足を伸ばすみたいですね。私も今回は予行演習かしら。いつか、また、上演されるときに観に行きたいです。

萬斎さんは、平知盛を演じてられました。萬斎さんの現代劇は、ギリシャ悲劇の「オイディプス王」に続いて2回目ですが、またしても狂気がかった萬斎さんを観てしまいました。^^;
なんとかなりませんかね、なんて、友達に言うと、あの狂気が萬斎さんらしんじゃないの?、って言われ、それもそうかもしれない。あの狂気は地かもしれないなぁ。。なんて思いました。

現代劇もいいけど、狂言も久しぶりにみたくなりました。私は、萬斎さんの花折という曲の中の小舞が大好きです。

子午線の祀を観に行きました_b0059434_2135458.jpg

↑これまたおしゃれな、北九州芸術劇場です!
by techu0525 | 2005-01-19 23:05 | 狂言
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